今回は、ようやくモーツァルトを重点的に練習した。
部分練習、分割練習をなるべくていねいに、とくに弱音が出るまで念入りにさらったつもり。
だが、あんまりパッとしない。
練習しているわりに、すごく「不自由」なのだ。
昨日も、うまくハマらない感じが気色悪くて、はじめの数小節を何度もやってみたが、それほど効果なし。
レッスン日 | 平均練習時間/日 |
---|---|
2022/1/25(火) | 3時間05分 |
2022/2/1(火) | 3時間05分 |
2022/2/8(火) | 2時間52分 |
2022/2/15(火) | 3時間56分 |
時間だけ見ると、たしかに増えている。
自分でもかなり練習したつもり。
これまでの経験に照らせば、レッスンでそれほど悪くないはず。
しかし、これが大ハズレだった。
ハノン
ハノン23番│1回目のレッスン
まずは、ふつうに弾いて。
下りのとき、右手「ソ→シ」の動きがぎこちなくて修正される。
つぎ、イメージは「まどろみ」で。
これも小さい音を出せるようにやってみたけど、「小さくやわらかい音」を均一に出すのは、とてもむずかしい。
「まどろみ」のほうは、まずまず。
この曲でもういちど、次回は「温泉」のイメージでとのこと。
ト短調スケール│1回目のレッスン
「苦手な調を選んで練習」シリーズ、その8。
嬰ヘ短調、嬰ハ短調、嬰ト短調、変ホ短調、変ロ短調、ヘ短調、ハ短調のつぎとして、今週はト短調。
調号が減ってきても、意外とむずかしい。
左手のくぐらせかたが、よろしくなくて不合格。
いま使っている楽譜 ハノンピアノ教本 全音ピアノライブラリー
ツェルニー40番の25番│合格(1回レッスン後)
一度弾いたのち、ほんの少しテンポを上げ、うんと軽~くなぞるように弾いてみる。
ウチで練習するときも、ふわふわとp~mpぐらいで弾いているけど、もっともっと小さく軽くだった。
私は、そもそも大きな音で「ダダダダ」と刻むように弾けない。
なので、ずっとふわふわふにゃふにゃでしのいでいるが、ふわふわなりに、なめらかに弾くのもタイヘン。
タイヘンだけど、すーっとつらなって聞こえるようになるのが、もちろんキレいだから、ああ、そうなりたいな、と願いつつ。
いま使っている楽譜 ツェルニー40番練習曲 全音ピアノライブラリー
バッハ:フランス組曲第4番 ジーグ│2回目のレッスン
うう、トリル大失敗とか、音抜け、ミスタッチと、たいそうマズい演奏になってしまった。
▼1小節は、3小節よりも低い音なので、落ち着いた音ではじめること。
▼5-6小節│7小節以降の長い下降の前なので、5-6小節は明るくしておく。
↑こういった「音の高さによるニュアンス」を、自分ではほとんど考えていなかった。
▼19小節、23-25小節│たくさん出てくるこの音型、1拍目と4拍目の「縦の線」をそろえる感じで。大きな音でもなく叩くこともなく。
▼27小節│はじめて「下向き」になるので、シックな音で。
▼三声になるところ│40小節、42小節の上の音を響かせる。
ああ、なんかすごく雑であわてた演奏になってしまって、げんなりした。
いま使っている楽譜 春秋社版 バッハ集 3
モーツァルト:ピアノ・ソナタ第4番K.282 第3楽章│4回目のレッスン
う~ん、バッハの失敗を引きずり、かつ曲の出だしがへなへなで、ああ、最後まで立て直しができなかった。
先生「あんまり楽しくないですね。どうしてですか?」
う~ん、う~ん、どうもとちゅうで逃げてしまったような気がする。
私「さいしょがうまくいかなくて……、あとずっと弾けなくなってしまいました」
先生「音が、オクターブ上に上がるだけでも楽しいでしょう?」と言われて、しばらく弾いてくださる。
そして「もっと曲の世界を生きてみましょう。この曲の登場人物はどんなひとだと思いますか?」
「え? あ、女性だと思います」
「どんな感じの女性ですか?」
「コミカルで、表情がクルクル変わるような」
「何歳ぐらいでしょう?」
「……16歳?」
「そうですね、そういう感じです。『セビリアの理髪師』のロジーナを思い出しますね。
物語を表現するために、メロディーも伴奏もあるのですから、もっと物語がわかるようにしてください」
そうだなあ、オペラみたいだと思うには思うけど、う~ん、弾くのにせいいっぱいで「語る」のに手が回らなかった。
いま使っている楽譜 モーツァルト: ピアノ・ソナタ集 第1巻/ヘンレ社/原典版
今日のレッスンを振り返って
モーツァルト、うまくいかずに、とちゅうで「逃げて降りてしまった」ことを深く反省。
ミスはともかく、サッと気もちを切り替えて、できる限りやればよかったのに。
でも、そうはできなくて、すぐにおざなりにしてしまった。
そこらへんは、自分の「弱さ」だなあ、とはじめて気がついた。
これ、けっこう根が深くて、帰り道、ずっと考えていた。
そしたら、ズルズルいろいろ出てきて、ああそうかとわかったら、スーパーから出た暗がりで、溝に落ちて、ころんでエラい目にあって、でもいちおう収穫はあったのよ。