「おまわりさん」を呼ぶ前に「来てもらったヒト」のすぐそばで起きた事件│借金を返せなくなった恥ずかしい真相│その21

音楽

ふう。

たしかに「自転車カバー切り裂き事件」は怖ろしい。

もはや「おまわりさん案件」だよね。

けどなあ、コレってさ、「すごく遠いところからやってきた人物」のしわざじゃないような、気ィせえへん?

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ちなみに、ゴミ屋敷お母さんは、あれこれ情報提供もしてくれる。

それによると、「道路をはさんで向かい側に住んでるおっさん」も、かなりヘンなおっさんで、このあたりにやってきては、いろんな悪さをするらしい。

その道路って、かなり広い道路でわりとクルマも多いのだが、その道路をわざわざ渡って、ここらへんで「おいた」をするそうだ。

う~ん、こういう状況だと、なんか「すんごい犯罪」ってワケじゃないしねえ。

それに万一おまわりさんなんか、やってきたら、ご近所さん全員に丸バレだよね。

ゴミ屋敷親子さんも謎男さんも、昼も夜もずーっとウロウロしているから、そんなの、すぐわかっちまうよ。

で、そもそもあたいは、なんでココに引っ越してきたんだっけ?

初心に戻ろう。




ココさあ、大家さんが「グランドピアノ、弾いていいっすよ♪」っていうから越してきたんじゃんっ?!

けど、弾けそうもないじゃんっ?!

ふう。

私はまず、不動産屋さんにラインした。

「いろいろ(音が丸聞こえ、ケンカ、覗き、切り裂き等)ありすぎて、ピアノを弾けそうにありません

その「いろいろ」もある程度書いたら、

不動産屋さん「あのゴミ屋敷に、だれか住んでいるんですか?」

そうそう、住んではりまっせ、親子で。

私、なんか慣れちゃって、不動産屋さんの驚きが新鮮だった。

不動産屋さん「いちど見に行きますね。ピアノの音も、僕が外で聞いてみます」と言ってくれた。

そりゃあ、助かる!




翌日、不動産屋さんは来てくれた。

まず私は、あたりをキョロキョロうかがいながら、付近を恐る恐る歩いて、不動産屋さんに「どの家にどんなヒトが住んでいるのか」「だれとだれがケンカばかりしているのか」等を小声で説明した。

不動産屋さんはゴミ屋敷を横から眺めて、あらためて、

「ココ、住んでいたんですねえ」と感心していた。

幸い、だれにも出くわさなかったので、不動産屋さんといっしょに、急いで私のウチに戻る。

さて、それではピアノの実験。

窓はもちろん、雨戸も閉める。部屋の扉も閉められるモノはぜんぶ閉める。

不動産屋さんは、私のウチの裏手、つまりゴミ屋敷との境目で音を聞いてくれる。

私は、引っ越してきてから、はじめてピアノを弾いた。

無難に、ハノンを大きめの音でポンポン鳴らしてみた。

ひと通り弾き終わり、不動産屋さんに「どうですか?」と尋ねる。

すると、不動産屋さん、

「僕、スマホで録音してみましたよ」とのこと。

おお!

すぐに再生して聞かせてもらった。




しかし、予想通り、丸聞こえだった。

んなもん、スキマだらけのウチじゃけえ、窓だろーが雨戸だろーが、なに閉めようが、はっっっきりぜんぶピアノの音は聞こえまくっていた。

「これじゃ、弾けませんね」と私。

不動産屋さん「裏手に、板かなんか置いてみるとか」と言われるので、ふたりで裏側を見に行った。

まあ、板を置くぐらいでなんとかならないんじゃ……

裏手は、ゴミやガラクタが足の踏み場もないほど散乱している。

ゴミを踏んづけながら、少しばかり話をしていた。

すると突然、ガシャンッ!という鋭い音が、背後から聞こえた。

ゴミ屋敷の南側から聞こえたように思えた。

不動産屋さんも私も、思わず顔を見合わせた。

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