大塚あやこさんが関西に来られるとのことで、個人コンサルティングをお願いした。あやさん(大塚あやこさん)は「関西在住の受講生さん(「ビリーフリセット・リーダーズ講座」の受講生)が、わざわざ鎌倉まで来るのはたいへんでしょう」と、お忙しいのにコンサル枠を取ってくださった。
あやさんのセッションは「カウンセリング」ではなく「コンサルティング」である。コンサルティングだから、あやさんから「このように行動してみませんか?」と積極的に提案してもらえるのだ。
さて、これまでにも2回個人セッションを受けているし、公開セッションでも2回かな? もちろんカウンセラー養成講座「ビリーフリセット・リーダーズ講座」でみっちり指導してもらっているので、私自身が勉強不足であってもさまざまな変化が生じている。
それで、すでに「過去の問題」はもうあらかた解決済である。母ちゃん父ちゃん問題ね。まずは「更地」になった。そのうえ、去年3月に受けたセッションのおかげで、4月からピアノのレッスンを再開して、ああやっぱりピアノを弾くことにして本当によかったなと日々実感している。
なんだけど、18才から引きずってきている「仕事問題」がどうにもならない。そもそも、働きたくない。ほんま、それ。
だからコンサルのまずはじめに、私はあやさんにこう白状した。「いやあ、ほんと正直言うとぜんぜん働きたくないんです。こないだ講座でエンプティチェアの実習をしたときも、『私』がいつの間にか『猫』になってたんです」→「やる気のない私」はとうとう「猫」になりました|ビリーフリセット・リーダーズ講座 第6講 2日目 その1
するとあやさんは即座にこう言われた。「もともと女性はそれでいいんですよ。猫でいいんです」
は……?! あまりにも意外な答えに仰天した。けれどもそのあとすぐ、非常に腑に落ちた。ほっとした。
とっさに感じたのは「ああ、私、女でいていいんだ」ということ。逆に、いままでは「自分が女であることを禁止していた」とわかった。じゃあそんな禁止令がいつ出たか?というと、なかなか歴史は古くて、たぶん小学1年生のころにはすでに禁止されていた。
親からそういうメッセージを受けとっていたんだよね。私が「女の子」でいることを両親ともイヤがっていた。だから、それ以来「禁止」になってしまった。
その呪いがようやく解けたのが、今日ですな。
そして、「女性はそれでいいんです。猫でいいんです」ということばにもひどく納得した。まあ、女性が「飼い猫」みたいな時代って過去長かったわけだ。近年女性の生きかたもさまざまになってきたが、だからといってすべての女性が男性みたいに働けないでしょ。
私はほんまのところ「どっかから自動的にゼニ降ってけえへんかなあ」ってよく夢想していた。「猫でいいんです」ってあやさんに言われて、そうか、じゃあだれかがエサくれて、しかも365日ゴロゴロしていていいんだったら、よろこんで猫になりてえって思った。
私は、女であり猫である。
まさか58才にしてこんなん自覚するとはね。