最近、めっきり買い物をしなくなった。
とくに、アマゾンと楽天市場で買わなければ、まずネットショッピングをしないで済む。
てか、そもそもなぜ買い物を控えるようになったのか?
いっちゃん大きな理由は、「健康寿命75歳まで、あと15年しかないから」ということだ。
こいつをきっぱりはっきり自覚してもうた。
するとだな。
ネットで欲しいモンを見つけても、
「え? あと15年しかないのに、それ買う意味あるん?」と思うわけよ。
たとえば、イヤリング。
ワイスチャームって、天然石なのにめっちゃ安くて、ついふらふらと買いたくなる。
ほんまに、ようダマされとりました。
もう3つも持ってるよ。
それなのに、うっかり見るとまた欲しくなる。
きっと前世はカラスだ。
しかし、残り15年ともなれば、さすがに「なんの役にも立たんモン、買うか? 買って、それがなんのプラスになるんじゃ?」と冷静になる。
なので、とりあえず楽天市場のお気に入りに加えたものの、いやあ、やめよう、削除だな。
そういう「生活必需品じゃないモノ」は、結局、ぜんぶ削除してしまった。
いま、楽天市場のお気に入りは4個だけ。
4個とも生活用品で、いずれ在庫がなくなったときに注文する予定のもの。
アマゾンのほうは、「ほしい物リスト」にやたら本がどっさり入っているが、これも買うつもりなし。
まあ、ウチにある本をすべて読み終えたら買ってもいいか。
すると、たぶんもう新規に買うことはないね。
持ってる本、だいぶん処分したけど、まだ30冊ほどはあって、いやいや、それも読み切れないってば。
本も、老化が進んで読めなくなったので、「健康余命15年」だと、もういらないよな。
つまり、「あと15年の設定で、それ、ほんとに使いますか? 価格に見合う使いかた、できますか?」と訊かれたら、ほとんどのモンが不要になる。
それ買って、75歳まで持ってて、なんか意味あるん?っつったら、いや、べつになんにも。
去年「1000個捨てチャレンジ」で、1000個ちょっとのモノを捨てた。
大半が「使わなかったモノ」だった。
ちゃんと使うモノって、ほんと少ししかない。
もしモノを買うとしても、それ、いつどんなときに年に何回使うのか?って具体的に考えるとねえ。
ほんま、生活必需品以外のモノって、まず使わないから、ああいらないなあって。
もうじき60歳だが、ようやく「ムダな買い物」をしなくなったよ。
「残り15年」とわかって、その15年で対象物を何回使うかとか、15年後どうするとか、そこまで見えてきた。
で、はじめて「買う前によく考える」ようになった。
まあ、モノになにか期待するより、自分が動くほうがいいかもしれない。
ピアノ弾くとか、ウォーキングするとか。
そっちを忙しくしているのも、物欲が減った理由だな。