さて、引っ越し。
ピアノのために引っ越しするのは、これで2回目。
1回目は、持ちマンションを売って、音出し可賃貸マンションへ。
「持ちマンション」言うたかて、5畳一間に流しがへばりついている超絶狭小築古だったから、物理的にグランドピアノは入らんかった。
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けど、どうしてもグランドピアノが欲しかったから引っ越し。
で、今回は「音出し可賃貸マンション」で苦情が出て、「音出し可賃貸一戸建て」へ。
▼グランドピアノはクレーン車で宙吊り移動。
部屋の荷物は、別途ふつうの引っ越し屋さんに頼んだ。
持ち物はかなり少なくなっていた。
というのも、以前「汚部屋脱出作戦『1000個捨てチャレンジ』」というのをやったからだ。
あらゆるパートで使いモノにならなかった下流老人が、いまごろ思いついた対策
私は「掃除に興味がない」ので、「掃除をしない」という人生を歩んできた。
まあ、どうしても必要に迫られたら、やったよ。
たとえば、賃貸アパートを退去するときは、掃除している。
コレって、考えてみたら、けっこうおもしろいことだ...
んで、1000個以上捨てていたから、こんどの引っ越しはずいぶんラクだった。
やれやれ、ようやくピアノが弾ける環境に行けるし、広い一戸建てだし、ワクワクしながら現地へ向かう。
すでに引っ越し屋のトラックが、新居の横で待機していたので、私はあわてて鍵を開けた。
引っ越しのスタッフさんが、荷物をつぎつぎと運び入れてくれる。
まあ、引っ越しってのは、ひと通りタイヘンで、わちゃわちゃしっぱなしだった。
と、ふと玄関を見ると、ひとりの中年女性が立っていた。
え?
誰だろう?
近所のヒト? また苦情?
私は急いで、玄関先に飛んで行った。
その女性はいきなり、
「あんた、どっから来たん?」と尋ねた。
「はい、〇〇町からですよ。
うるさくしてすみませんね」
「なんでココにしたん?」
「えっと、不動産屋さんにたまたま紹介されて……」
「家賃なんぼ?」
「あ、はい、34,000円ですよ」
すると、その中年女性はこう言い放った。
「あんた、アホやなあ、それダマされてんで!」
「…………はあ?!」
同じカテゴリーの、つづきはこちら
ダマされたのは家賃だけじゃなくて呆然とする?!│借金を返せなくなった恥ずかしい真相│その12
その中年女性はというと、ぞんざいなしゃべり口調に似合わず、ちょっとキレいな顔立ちのヒトだった。
目鼻立ちがくっきりしていて、若いときはさぞ美人だったろうと思われる。
ニンゲンって、キレいめのヒトには弱い。
お手数ですが、ど...
同じカテゴリーの、前回はこちら
ほんとはキツい性格なのに、イザとなると逃げ出す私│借金を返せなくなった恥ずかしい真相│その10
私は、一日でも早くグランドピアノで練習したかったので、パッパと引っ越しを決めてしまった。
しかし「『音出し可』の賃貸マンションなのに、どうして出て行かないといけないか?」というご意見もあった。
そうです。それもその通りです。
...
「借金を返せなくなった恥ずかしい真相│その1」はこちら
はじまりは「苦情の電話」│借金を返せなくなった恥ずかしい真相│その1
これからしばらく「恥ずかしい事情」を書いていこうと思う。
コトのはじまりは、約1年前。
2022年4月29日午後5時48分、電話が鳴った。
あ、スマホですな、鳴るのは。
見ると、不動産屋の名前だ。
お手数ですが...