年明けにふさわしく、これから10年間の計画を立ててみた

音楽

今朝起きたら、まず、机の上に置いたままにしていた、母の手紙が目に入った。

奇妙なことに、昨日ほど、つらい気もちが湧かない。

これまでずっと、母は端正な字を書くヒトだった。

なので、それが、こんなにも乱れているのが、昨日はやりきれない思いだった。

お手数ですが、どれかをポチして → またお戻りください。とっても励みになります!

にほんブログ村 シニア日記ブログへ にほんブログ村 ライフスタイルブログ シンプルライフへ にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ

しかし、今日眺めると、

ああ、老衰というのは、こういうことなんだな、と。

きれいに書きたくても、それができなくなるのが、究極の老いなんだな、と。

これから先、もっとずっと、できないことが増えていく。

でも、それが自然なことなんだな、と。

そんなふうに感じた。

いずれ私も、おなじ道をたどるんだな。




けれども、いま現在、私はやりたいことがある。

やっぱりバッハを弾きたいのう。

クルマで、頻回聴いているのが、いまはゴールドベルク変奏曲。

あの長~い、1時間もかかる、だのに一瞬も飽きない壮大な変奏曲。

私が大好きなのは、最後の30番目の変奏。

いつ聴いても、多幸感が湧きあがって、いちばんしあわせになれる曲。

そして……、いちばん最後に、またアリアになって。

で、いっつも泣けるのよねえ、アリアに戻ると。

クルマだから、いいけど、いつも涙がドバーッて。

なんで、あの最後のアリアは、泣けてしゃーないんだろ?




さめざめと泣いていると、母がこれからどうなっても、うん、そうなんだよねえって思えてくる。

それでね、まあ、新年だしね。

ああ、そうだなあ、自分でゴールドベルク変奏曲、弾いてみたいなって。

その前に、平均律も。

けどさ、まだフランス組曲が残っていて。

フランス組曲、ぜんぶで6曲あって、これまでのレッスンで「5 → 6 → 4 → 3」が終わった。

さいしょにはじめたの、2020年7月14日ですぜ?

そいで、第3番の最後の曲が終わりそうなとき、先生が、

ほんのちょびっと、「平均律……」って言われていたのを、私はたしかに覚えている。(2022年5月頃)

だが!

その後、グランドピアノを売却して、どーたらこーたらしているうちに、

ようやっとレッスンに戻ったら、

第3番が終わったとき、先生はこうおっしゃった。

「では、つぎはフランス組曲第1番のアルマンドを」(2023年5月2日)




ああっ! 平均律じゃねーんだっ!

いやあ、ええんですよ、バッハだったらなんでも。

もちろん、フランス組曲コンプリートだって、すばらしいことっす!

だから、いま私は、フランス組曲の第1番と第2番を、なんとか自力で仕上げようという、途方もない計画を立てている。

だって、介護があるから、どうせレッスンいけないし。

母ちゃんには長生きしてもらわにゃいけんから、そのあいだに、せっせとフランス組曲だよ。

何年かかりますかいのう?

いずれにしても、フランス組曲が終わったら、「平均律とゴールドベルク変奏曲」を同時並行で練習したいと存じます。

これ、10年たっても終わんねーな。

同じカテゴリーの、つづきはこちら
ピアノがマシになる練習方法いろいろ│まず「ナメクジ」になってみた
母が入院しているもんだから、どんどんダレてきた。 いっしょだったころは、5時起床、6時朝食、12時昼食、17時半夕食、21時就寝、 と、まるで軍隊のように規律正しい生活だった。 それがだいぶん崩れてきましたのう。 お...
同じカテゴリーの、前回はこちら
「介護で長時間外出ができない」って、ホントは「私にとって大きなメリット」の理由
母は、すでに部分入れ歯が2ヵ所。 1ヵ所は、いいデキの入れ歯で、丸一日はめていてもだいじょうぶ。 もうひとつは、ずっとはめていると歯ぐきが痛くなる。 なので、硬いモノとか噛むときだけ、しかたなくはめてしのぐ。 お手数...
タイトルとURLをコピーしました