体ぜんぶの関節が痛い。
でも、お医者さんは「とくになにもないです」と、血液検査の結果を、ペラッと渡してくれた。
そして「湿布を出しておきます」と言われたが、私は丁重におことわりした。
こと、指の痛みに関しては、お湯であっためたほうが、マシになるんだよね。
ピアノは、ほとんど練習していない。
レッスン日 | 平均練習時間/日 |
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2021/8/24(火) | 3時間21分 |
2021/8/31(火) | 3時間18分 |
2021/9/7(火) | 1時間21分 |
2021/9/14(火) | 0時間47分 |
ただし、ここまで弾いていないと、指関節の痛みは、3割ほど減少した。
まだ動かさなくてもギシギシ痛いのだが、ヒザの痛みよりは、かなりマシ。
ちなみに、ヒザがもっともキゲンが悪い。
階段は、手すりにすがり、一段ずつじんわり両足をそろえ、長時間かけて登頂を試みる。
平らな部分を歩くときも、一歩ずつゆっくり。バランスをくずしそうで、杖が欲しい。
ヤベえ。
こんなに老化が早いと、数年後には、ピアノの発表会で、ステージにたどりつくまで、シルバーカート押して、とかなったらどーしよ?!
ウォーキングやろうね。
涼しくなったんだし。
はい、そうします。
T子ちゃんは、老化、感じないの?
私は、ぜんぜんなし。
朝30分有酸素運動、夜40分筋トレ。
つい、やりすぎるから困ってる。
み、見習うよ。
てか、代わりに、ピアノ練習してくれっ!
ハノン
ハノン31番 → 1回目のレッスン
痛くないように、そうっとふわっとゆーっくり弾く。
ウチのピアノとちがって、先生のところのピアノは、そんな弾きかたでもよく響く。
この31番は、左手と右手で、10度の音程がきれいで楽しい。
先生「もう少し『笑み』を浮かべるような感じで。お花畑を見渡しているような気もちで」
なので、内心「よしっ、お花畑の在庫は、なんぼでもおます!」と、もういちど弾きなおしてみたが、とちゅうでストップされてしまった。
先生「さいしょはよかったんですが、だんだん芝生ぐらいになってしまいましたよ」
芝生か。芝生みたいな音かあ。
とはいえ、そういう「音色」の練習は、とても好きなので、引きつづきがんばろう。
嬰ハ短調スケールとアルペジオ → 合格
先生「スケールもアルペジオも、以前よりよかったです」
そして、「手のことは、ちょうどよかったんですよ。なるべくして、そうなったんじゃないですか?」とおっしゃられた。
ああ、それはそうかもしれない。
前は「もっとりっぱな音を出そう」という思いがあったけど、いまは、ソレ、ぜんぜんないもんね。
痛いし、練習できていないし、ええと、「虚心坦懐」っぽく弾いているもんね。
先生「人生、長くピアノを楽しもうと思ったら、いまぐらいをベースにして、やったらいいのですよ」
あ、そうですねえ。
べつに「すごく」なくていいんだよね。
「ばぁん」とか、やんなくていいんだ。
いま使っている楽譜 ハノンピアノ教本 全音ピアノライブラリー
モーツァルト :ピアノ・ソナタ第2番K.280 第1楽章 ヘ長調 → 1回目のレッスン
このソナタ、シンプルで優雅で、好きだなあ。
けど、これまで聞いたことがない。
どんな曲か、知らなかった。
そしたら、エラく「音符の読みまちがい」があって、めっちゃ恥ずかしかった。
▼69小節目、「シ」ぜんぶ、♭忘れていて、それにまったく気がつかなかった。
ほかにも、スラーのところをスタッカートにしたりとか。
先生「この曲は、さいしょのテンポの取りかたが大切ですよ。あとで、十六分音符や三連符が出てきても、あわてずにすむように、よく感じて決めましょう」
▼43小節目から、ついうっかり早くなってしまうので、要注意。
いま使っている楽譜 モーツァルト: ピアノ・ソナタ集 第1巻/ヘンレ社/原典版
バッハ:フランス組曲第4番 クーラント → 合格(4回レッスン後)
ゆっくり弾き終えた。めずらしく、あわてることなく。
先生は「よかったです。前のように、リズムがヨタッているとか、走っているとかより、むしろ、いまのほうがいいです」と言ってくださった。
そうなんだねえ。
やっぱり「作為」を捨てることだね。
自分で「ああしよう、こうしよう」と、こねくり回しちゃいけないね。
さいしょなんて、「盆踊りみたい」って言われちゃってさ。
ただし、「この曲の一般的なテンポ」では弾けていないので、また後日いつか、もういちど練習しましょうとのこと。
いったん合格にしていただく。
いま使っている楽譜 春秋社版 バッハ集 3
ツェルニー40番の17番 → 2回目のレッスン
テンポ「♩25」がせいいっぱい。
♩25って、「1秒にふたつ弾くのはムリ」という速さね。
ま、「1秒にひとつより、ちょっとマシ」ぐらい。
だけど、落ち着いて、手の動きを観察しながら練習するには、ちょうどいいテンポだね。
というはずなのに、右手と左手の動きが、きれいに左右対称になっていなかった。
せっかくここまでゆっくり弾くのなら、基本に立ち戻って、ぜんぶきれいに「磨きをかける」こと。
いま使っている楽譜 ツェルニー40番練習曲 全音ピアノライブラリー
今日のレッスンを振り返って
先生もおっしゃってくださったとおり、「手の痛み」とは、べつに「悪いこと」でもなんでもない。
ああ、痛いんだねと、ただそれだけのことだ。
なんにもアセらなくていいし、「いま、できること」をひとつずつ積み重ねていけばいい。
ただ、その範囲内で、やっぱり「ほほえみ」とか「優美さ」とか「端正さ」とか、そういうものを込められるといいなあ。