ようやく動けるようになってきた。
なので、昨日は、ピアノも3時間練習できたし、ウォーキングも20分できたのさ。
ふう。
いやあ、今回の不調は長かったねえ。
先月、11月3日に調律来てもらってから、ガクンと調子が悪くなり、ぜんぜん動けない日々がつづいた。
その前にずっとやっていた「1000個捨てチャレンジ」の疲れが、調律を機にドッと出たのか。
ちがうな。
「疲れ」というよりも、「ココロの再編成」で動けなかったように思う。
というのも、「不調の前」と「不調の後」とで、かなり「気もちが変わった」からだ。
変わって、なにがどうなったか?というと、
曲には「物語」「登場人物」があって、それを「語る」のが演奏。
ってことが、とてもよくわかったんだ。
そうしたら、こんどは「ピアノを弾いているときの気もち」が大きく変わった。
レッスン日 | 平均練習時間/日 |
---|---|
2021/11/16(火) | 0時間55分 |
2021/11/23(火) | 1時間42分 |
2021/11/30(火) | 1時間46分 |
2021/12/07(火) | 2時間40分 |
練習時間も増えた。
「手の痛み」も軽減してきたので、自然に増えてきた。
ハノン
ハノン40番│半音階│短6度│合格
「ピアノは『語る』もの」とわかってきたら、ハノンも急にいろんなことがつながってきた。
「上昇と下降」をどうイメージするか?
そんなことを考えながら弾くと、合格にしていただけた。
あのう、いまごろになって、練習曲って「指の運動じゃない」とわかったよ。
変ト長調スケール│合格
スケールの演奏前、私は先生にこう話した。
「おかげさまで、痛みがかなりなくなってきました。
いちばん痛いときの1割ぐらいになったんです」
先生は「それはよかったですね」と、とてもよろこんでくださった。
私「曲を選ぶのも、配慮していただいていますし、オクターブも弾かないようにしていたら、だんだんよくなってきました」
すると先生は、「オクターブは、弾けたほうがいいんですけどね」とおっしゃって笑われた。
ですよねえ。
今後ずっとオクターブは弾かない、と決めてしまうのは、やっぱり問題だ。
たとえば、▼変ト長調スケールのカデンツの最後なら、黒鍵だけなので、かろうじて届く。
なので、極力ムリのない範囲で、「届くオクターブは、徐々に弾いてみましょう」となった。
「黒鍵同士2個のオクターブ」は、「白鍵同士2個のオクターブ」よりは、ややマシ。
ただし、「白鍵オクターブ」のなかに音が入ると、それは拷問級になる。
白鍵オクターブは、横から1mmぐらいしか引っかからない。
「ド-ミ♭-ド」とか、まったく押さえられない。
今日の変ト長調、カデンツは平和にごくひかえめに弾いて合格。
いま使っている楽譜 ハノンピアノ教本 全音ピアノライブラリー
バッハ:フランス組曲第3番 サラバンド│6回目のレッスン
この曲、昨日とおとつい、通してならば40回弾いている。もうずっと暗譜で。
だのに、レッスンで弾いたら、まちがうんだよね。
やっぱり左手があぶない。
左手だけの暗譜、練習に取り入れないと。
▼1-2小節│ひとつの流れとして、よどみなく弾くこと。
▼9-12小節│たとえば「懐かしい思い出」に想いを馳せるかのように。
先生「思いがけなく記憶がよみがえることってあるでしょう。
ふと、記憶の引出しが開いて、ああそうだったと胸がいっぱいになるかのように」
私は、「思いがけない記憶」といえば、瞬間アタマに浮かんだのは、「吾輩は猫である」の「寒月君がしいたけ食って前歯が欠けた話」。
ああ、もう、ピアノに役に立たんヤツはいらんけど。
もっと甘美な思い出を。
そうだ、白山(はくさん)で咲き乱れていたお花畑を思い出そうか?
いや、広大なお花畑は、この箇所には合わない。
う~ん、山関連はどうもデカすぎて、サイズが不適当。
▼とりあえず「レブンウスユキソウ│礼文島│北海道」を思い浮かべよう。
車中泊放浪していたころの写真。
いま使っている楽譜 春秋社版 バッハ集 3
モーツァルト:ピアノ・ソナタ第4番K.282 第1楽章 変ホ長調│9回目のレッスン
ええと、この曲の1-8小節、だいぶん練習した。
おとつい33回、昨日50回ね。
でも、ダメだった。
1通り弾き終わると、先生「まあまあですね」
▼とくに、4-7小節のペダルがよくない。
しかも、左手│十六分音符、一拍4つのうち、2番目の音が目立って大きい。
あまりに不細工な演奏だと気づいて、めまいがしそうになった。
いやいやいや、超基本を守っていないと、何回弾いてもムダだよね。
▼13小節│「切なさ」が足りない。
▼33小節最後の部分│「戻ってきたこと」を予感させるように。
ああ、左手がヘタクソすぎて、落ち込んだわあ。
伴奏の大切さが身に沁みた。伴奏、土台だよね。
イチからやり直そう。
いま使っている楽譜 モーツァルト: ピアノ・ソナタ集 第1巻/ヘンレ社/原典版
ツェルニー40番の22番│2回目のレッスン
ツェルニーも、左手がマズいマズい。
練習していたときも、ぜんぜんしっくりこなくて、苦労していた。
ムダな動きが多い。
根本的にまちがっているので、正しい動きを分解して教えていただく。
しかし、その場ではちっともできなかった。
いま使っている楽譜 ツェルニー40番練習曲 全音ピアノライブラリー
今日のレッスンを振り返って
オクターブは、「年寄りのリハビリ」的に、取り組もう。
あきらめないけど、ムリはしない。
モーツァルトソナタ、左手がヘタすぎたので、ウチに帰ってから、ちょっと録音してみた。
う~ん、右手ばかり意識しているから、聞いていても「左手のマズさ」にそれほど気づけない。
よく「ヒトは、見たいモノしか見ない」というけれど、「聞きたいモノしか聞かない」ともいえる。
しかし、この左手、他人が聞いたらすごくヘンなんだろうな。
うん、ヘンだと、うっすら思う。
まるで、ヘタなデッサンの狂いみたいに、自分にはわからないのに、他人から見ると歪みが気色悪いかのように。