パソコンを使えなくなった。
いや、正確には、右手で「トラックボール」を使えなくなったのだ。
夕方から、めずらしく右手肘から下が鈍痛。
悪くなるのは、たいてい左手なのに。
ピアノは弾けたけど、用心して中止した。
私は、しょっちゅう手が痛くなるので、マウスを使えなくなり、5年前からトラックボールに替えた。
このトラックボールの手前に、さらに▼このリストレストを置く。いろいろやらんといかん。
トラックボールは、ケンジントンの前に、ロジクールやエレコムも安さで使ってみたが、結局ケンジントンが圧倒的にラクだった。
赤い大玉を転がすと、スパーン!とカーソルを飛ばせる。
ひゅ~ん、ひゅ~んと転がすのが爽快。
スクロールも、大玉を回すことでクリクリーッ、するするーっと画面移動できる。
ケンジントンのトラックボールを使いはじめて5年。
これでもうずっと安心だったのに、今日は右手が使えない。
トラックボールは左手でも使えるモノだが、まだうまく操作できない。
よって、画像作成とかムリですねん。
文章は音声入力でイケるけど。
あと3ヵ月で、60歳だよ。
60年も使っている「物体」だから、もっと慎重にあつかわないといけないか。
ピアノ、こないだ「2,000時間練習突破」とか、調子こいていた。
しかし、よく考えたら、3年前は「1日10分」弾いただけで痛くてたまらず、ぜんぜん練習できなかったのだ。
当時は、電子ピアノしか持っていなかったが、何年間も「ハノン1番」しかやっていなかった。
それも、いまから思うとアホみたいだけど、ハノン1番を「ド-レ」→「ド-ミ」→「ド-ファ」……と徐々に増やしたら、いつかぜんぶ弾けるようになるかと思い込んでいた。
整形外科や内科もあちこち受診したが、せいぜい湿布しか出してくれない。
まあ、治療の対象にはならなくて、「原因不明の痛みはいくらでもあるから、うまく付き合ってください」とのこと。
それはそうかもしれない。だって、年寄りはあちこち痛くなるのがふつうだし。
だが、もう一生ピアノをちゃんと弾けないのか、って絶望しかかっていた。
やっぱりずっとピアノが気になっていたからね。
けれども、大塚あやこさんの個人セッション(カウンセリング)を受けて、「それ、病気じゃないですよ。『お母さんの呪い』です。だから、レッスン再開してだいじょうぶです」って言ってもらった。
「お母さんの呪い」とは?笑
まあ、いまの私が考えてみるとだね、
そもそも、子ども時代に「お母さんに認めてもらいたい」と思っていた。
でも、お母さんはちっとも認めてくれない。(と、子どもだから誤解している)
それを、オトナになっても引きずっていて、「なんかスゴいことをしないと、だれにも認めてもらえない」と思い込んでいる。
だから、なにをやっても「身の丈を越えたスゴいこと」を企む。
すると、身体が「警報」を発する。
おい、ヤバいぜ。
その「アラーム」が「痛み」。
ほんと、そのとおりだった。
個人セッションのあと、すぐにピアノの先生を探してみつかった。
そしたら、ピアノの先生も「痛みが出るような弾きかたではないし、様子を見ながら上手にやりましょう」と、ふつうにレッスンを進めてくださった。
それから、もう2年10ヵ月たった。
ムリしなかったら、だいじょうぶだよ。
ただし、ほんと「ムリしなかったら」だねえ。
妙な「欲」を出すと、やっぱり痛むから。
あと、「ハイ」もヤバいわな。
「イケイケドンドン」も、身体と要相談。
ご老体に差しさわりがないように、「私自身」が観察しないで、だれがストップしてくれるんだよ?
なので、いま右手があかんのも、きっとなにかの「警告」だろう。
あ、そうそう、発表会の疲れだ、そうだそうだ。
ババアは、そりゃ疲れるわ。(発表会出たひとのうちで、きっと最高齢)
今日は、なにもしないでさっさと寝る。