それでは「2回目の『1000個捨てチャレンジ』」を開催いたします。
1回目はね、ひとり暮らしのときだったから、ま、いちおうチャッチャカはかどったのよ。
開始したのが2021年10月9日、終了が11月15日。
じっさいに「捨て」をやっていたのは23日間で、累計1099個捨てた。
ところがねえ。
こんどはお母さまのお荷物でございますでしょ?
そりゃもう、難航が予想されるわけ。
なにせ90のばあちゃんだから、モノひとつ手に取ると、その「由来」を長々と話しはじめるのさ。
年寄りなんて、そんなふうに話を聞いてもらうのが「楽しみ」だから、やっぱりこっちもフンフンとひと通り聞かんとなあ。
それに、きっとほとんどのモノを捨てたがらないはず。
ってのも、「せっかくおカネ出して買ったモノを、処分するなんてもったいない」に尽きる。
これまでに、母は何度か引っ越しているから、しかたなく捨てたモノもぎょーさんある。
だが、それらすべてに未練タラタラ。
母「アレが残念だった、アレがもったいなかった、アレは高かったのに、アレはいちども使っていなかったのに、アレはいくらだったのに、アレはやっと買ったのに、アレはだれそれにもらったのに」
↑こういうの、何時間でもお嘆きでいらっしゃいます。
よくまあ、それだけ「捨てたモノ一個一個」に対して、「未練」という情熱を傾けられるもんだと感心する。
で、私は、はじめのうち、そういう母ちゃんのグチが超ウザかったんだけど、このごろは、お、そんだけ「未練をエンドレスで回せる」ってのも才能だなと思いはじめて、興味深い。
さて、そんな母でも、私と同居したために「重複しているモノ」は、さすがに手放す気になった。
たとえば、掃除機。
母はもうほとんど歩けないので、もちろん掃除機はかけられない。
家事全般は私の担当。
掃除機なあ、いまウチに3台おます。
↓1台目│私が買ったヤツ。でも、エックスサーバーで、たまたまAmazonギフト券1万円もらったから、買ったのよ。
↓2台目│私がもらったヤツ。去年不動産屋のアンケートに答えたら、たまたま当選して送ってきよった。
↓3台目│母が買ったヤツ。
さて、どれを処分するか?
母はサ高住で、ヘルパーさんに週2回、マキタの掃除機で掃除してもらったという。
マキタ、おもくそ軽くていいけど、吸引力がやや頼りない。
で、紙パックが小さすぎ。ちっせえのに使い捨てでパック代が高すぎ。
結局、パナソニックのコードレス掃除機が、ガンガン強力で、紙パックなし、ゴミ捨てカンタン。
ただしけっこう重い。重いけど、自立して便利。
なので、お母さまと協議の末、マキタのコードレス掃除機を処分することになった。
ふう、ようやく「1000個捨てチャレンジ」の1個目決定。