母のおかげで、ようやく生活リズムが整ってきた。
すると、「片付け」をしたくなってきたのだ。
元・汚部屋住人の私だというのに、自発的に「片付けをしたい」だなんて!
けど、わりとあこがれてるんだよ。
「きちんと片付いている部屋」とか「モノの数が少ない」とか「厳選した持ち物しかない」とか。
そうそう、いまから2年前、「1000個捨てチャレンジ」やってるんだ、いちおう。
なんかもう記憶がおぼろげだけど、あれえ? 23日目で1,099個も捨ててるよ。
ちなみに「捨てた個数」は、ボールペンひとつでも1個、紙1枚でも1個と勘定してるから、1,000個以上捨てても、総容量はたいしたことなかった。
さて、あらたに「捨て欲」がムクムク湧いてきた。チャンス!
しかも、いまは母ちゃんの荷物がわんさか増えた状態。
もともと実家のマンション(賃貸)には、段ボール約100箱分の荷物がありましてな。
昭和ヒトケタ生まれ夫婦の荷物って、まあ、そんなモンかね。
その大荷物を、いまから9年前、私は片付けに行った。
当時私は、まだ52歳だったので、毎日精力的にガンガン仕分けまくったのう。
で、まずは父の荷物は、ぜーんぶ捨てた。
父ちゃん、脳梗塞で入院中、寝たきり。
そのスキに、お母さまが「ジジイのモノはぜんぶ捨てておしまいっ!」と、女帝のごとく命じるモンだから、あたしゃきれいさっぱり、父ちゃんの荷物は捨てましたよ。
でもぉ、父ちゃんの荷物って、段ボール30箱ぐらいかね?
残り70箱は、お母さまのお荷物でございますわよ。
だのに、お母さまは、
「いまからサ高住に入るわよっ!」と息巻く。
んなもん、サ高住の一室に70箱入るわけねーじゃん?!
しゃーないんで、そのサ高住のすぐ近くに、ワンルームマンション借りて、倉庫代わりにあふれ出た段ボールや家具を詰め込んだ。
でもさ、そのサ高住、スタッフさんとか入居者さんと折り合いが悪くて、またまた引っ越したんだよね。
結局、母ちゃんの引っ越しはつぎのとおり。
いやあ、こんだけ引っ越したら、さすがに母の荷物もだいぶん減っている。
・洋服ダンス 1個
・衣類用チェスト 4個
・衣装ケース 4個
・段ボール 4個
おお、減った減った、エラいエラいと、しょっちゅう母ちゃんをホメている。
けど、ふつーに考えたら、まだまだ多いよなっ?!
あんた、90のばあさんだろーがっ?!
どんだけ服着るんだよっ?!
てか、靴下も自分ではけないのに、何十枚持っとるねんっ?!
なので、母の荷物も含めて「2回目の1000個捨てチャレンジ」に挑んでみたい。